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 第49回
揺らぎない拠り所があれば、人生これからも大丈夫です


2008年もあとわずか。
第48回ばら2
振り返ってみるとこの1年は、食の安全が脅かされ、不特定多数の命を狙った凶悪事件が頻発。株価の暴落、企業の経営悪化、そして大企業による大規模なリストラなど、さまざまな不安に見舞われた年だった気がします。

とくに経済の動向を見てみると、昨夏にアメリカでサブプライム問題が表沙汰になり、その後約1年の潜伏期間を経て、今秋から単なる金融危機にとどまらない大恐慌の様相を呈してきています。

一連の動きが非常に短期間に、全世界規模で起きているため、
余計に不安が募るのではないでしょうか。

経済面での不安、健康の不安、生活や人生そのものに対する不安・・・
人間というのは常に何らかの不安を抱えながら生きる生き物なのかもしれません。
いいえ、野生動物だって餌が取れなくなったら飢えてしまいますし、
自分よりも強い敵に遭遇したらその場で食われてしまう危険と隣り合わせです。
すべての生き物の生存は不安と表裏一体なのかもしれません。

しかし、「不安だ、不安だ」と言っているだけでは何も解決できません。

不安を乗り切るにはどうすればよいのか。
今回はそれについて考えてみたいと思います。


現在、企業などの組織に属して仕事をしていらっしゃる方は、
いずれ定年を迎えて、仕事を辞めなければならない日が来るでしょう。
このように避けては通れないことや、確実に起きる事柄については、
前向きに準備をすることで不安はだいぶ軽減されるのではないでしょうか。

また、将来起こりうる確率がきわめて高い事柄というのがあります。
たとえば、私は銀行員時代に「遅かれ早かれ転職の勧奨を受けるだろう」と感じていましたが、
その予感はみごとに的中しました。
このように実現の可能性が高い事柄についても、
備えをしておけば不安の軽減に役立つと思います。

ちなみに私は銀行を辞めても生活していけるようにと思って、
宅地建物取引主任者(いわゆる宅建)などいくつかの資格を取りました。
幸い、銀行退職後も金融業界で仕事をさせて頂いているので資格の出番はありませんが、
「いざとなったらこれで食べていこう」と思うと、何となく心丈夫です。

また定年後の過ごし方については、
熱中できる趣味を見つけたり、新しい習い事に挑戦したり、ボランティア活動をしたり、
やりがいや満足感が得られるものをひとつかふたつ見つけておくことが
“備え”になるかと思います。


しかし、私たちは所詮人間です。
未来をあれこれ想像しても、すべてが見通せるわけではありません。
綿密にシミュレーションしたつもりでも、すべてがその通りになるとは限りません。

万一のことを考えてしかるべき準備をすることは大切ですが、
ある程度の備えをしたら、
「あとはその時になったら対処しよう」と腹をくくってしまうことも必要ではないでしょうか。

私は、いざという時のために資格を取ったくらいですから、
本来はかなり用心深い人間だったのです。
そんな私が泰然と構えられるようになったのは、
やはり智能気功を始めてからです。

智能気功の練功では、いつも「宇宙のなかの自分」を意識します。
広大無辺の宇宙――それが私という存在の拠り所ですから、
俗世で起きること、身の周りで起きることなどはどれも取るに足りないものだ、と
思えるようになってきました。
死という人間にとっての根源的な悩みでさえも、
「私の肉体が死んでも宇宙は存在する。死ぬのもまた良し」と、
受け止められるようになってきたのです。



第49回木々ところで、最近、体力や気力の衰えを実感して多少わびしい気持ちになっていました。

気功を始めて以来、毎朝、数十分の練功を欠かしたことがありませんが、どうやら60代も後半になると、それだけでは体力気力を維持するのがむずかしいようです。

そこで、練功のやりかたを少し変えてみました。

私は朝、第二歩功の「形神庄(けいしんしょう)」をやっています。
形神庄には、関節にやや負担がかかったり多少力を入れないとできない姿勢などがあるのですが、そういう部分は無理せずに、気で体を動かすようにしたのです。
気で体を動かすだけでも、実際に体を動かしたのとほぼ同じ効果が得られるからです。

たとえば頭をヒザに付ける姿勢動作では、「頭がヒザに付いている」という意識を自分の内に作ります(わかりやすく表現するなら、「頭がヒザに付いているつもりになる」という感じです)。
そして気が全身に行き渡るように、ゆっくりと十分に気を味わいながら練功するのです。
すると、たっぷり1時間は集中して練功ができ、
体への負担も少ないので体力面でもとても楽になりました。

練功方法をこのように変えてからは、
夜、帰宅すると「また練功したい」という気持ちが湧いてくるようになりました。
そこで夜は第一歩功の「捧気貫頂法(ほうきかんちょうほう)」を約30分。
つまり、毎日合計1時間半程度の練功をするのが最近の日課です。


面白いことに、それ以来、新たな変化を実感しはじめました。

ちょっと前までは、疲れると動くのが億劫になって
「今日はもうやめた。明日にしよう」などと思うことがあったのですが、
今は多少疲れていても無理なく動くことができ、
また、動いた後は爽やかな気分になります。
以前は気が弱くなっていたせいか、人に頼みごとをするのをためらったりしていましたが、
今では逡巡せずに気持ちよく頼むことができ、
相手のかたも快く引き受けてくださいます。

どうやら体も心も活力を取り戻し、かなり若返ってきたようなのです。


また、課題や問題に対しては、より積極的に向き合うことができるようになりました。
景色や植物など自然の美しさが、より豊かに心に響くようになってきました。
いろいろな意味で、人生が良い方向へと変わっている予感がしています。

この年になって体力気力がよみがえり、運命を変えられるとは、なんという幸福でしょう。


これまでに私が浴した気功の恩恵は数えきれません。
歩けないほどのひどい腰痛がなおり、
転職を命じられて滅入っていた心が元気を取り戻し、
目も良くなって、骨も歯も丈夫になりました。
すばらしい人との出会いが増え、チャンスを逃さずにつかむことができ、
そして運命そのものがよい方向へどんどん変わりつつあります。

「たまたまタイミングよく気功を始めたから、その効果だと思い込んでいるのだろう」と
受け取るかたがいらっしゃるかもしれませんが、
現実に自分の身に起きた出来事と気功との因果関係を信じないわけにはいきません。

私にとって気功は、いまや、体と心すべてに渡る拠り所といっても過言ではありません。


人間の生存そのものが不安と裏腹だからこそ、
古来、人類は安心立命を願い、心の拠り所を求め続けてきたのかもしれません。
宗教というのは、それらを提供するもののひとつです。
智能気功は宗教とは関係がありませんし、宗教的な要素も含んでいませんが、
単なる健康法という枠にとどまらないある種の思想性や哲学性を備えています。
そこに自分の価値観を置き、自分という存在を位置づけることができれば、
かならずや拠り所となってくれるはずです。

そして、体が病気にかかっても、不安がわきそうになっても、
あるとき老いや衰えを感じたとしても、
何が起ころうとも「気功をやれば何とかなる!」と
大らかに構えて心を平安に保っていられるようになると思います。


中高年の皆さん。
いたずらに不安を感じる必要はありません。
老いを憂えることはありません。
死を恐れることはありません。
自分なりの揺らぎない拠り所を見つけることができれば、これからの人生もきっと大丈夫です。


先ばかり案じて今を犠牲にするのは、とてももったいないことです。
今という時間を大切に、前向きに、楽しく、精一杯、生きましょう。

今この瞬間が、自分にとっての“いちばん若い瞬間”なのですから。

第49回富士山2

さて、このブログもスタートからまる2年が経とうとしています。

まずひとつお詫びを申し上げておきたいのは、
当ブログは気功の経験者である私という人間が、
初心者や未経験者の方々に向けて「気功とはどういうものか」という情報を発信する場ととらえていたために、
知らず知らずのうちに偉そうな物言いをしてしまった箇所があったかもしれません。
それでご不快な気持ちになった方がいらっしゃいましたら、
この場を借りてお詫びをさせて頂きます。
誠に申し訳ありませんでした。


当初は、半年程度続けられればと思って始めたブログでしたが、
毎回愛読(しかも熟読)してくださる心やさしい方々に恵まれ、励まされ、
ここまでくることができました。
また、読者の皆さまからは、いつも感性あふれる味わい深いコメントを頂戴しました。
それに触発されて私のほうもさらに考えを深め、
その考えを改めてブログでご披露させて頂くというような意義深い交流ができたことも、
大きな賜物でした。


この2年のあいだには、
念願の智能気功の本『逆転を呼ぶ気功仕事術 外為どっとコム躍進の秘密』を、
扶桑社さんより出版することもできました。
評判は上々のようで、
日本智能気功学院にもたくさんのお問い合わせを頂戴し、
気功講座の受講者もかなり増えてきたそうです。
これもすべて皆さまのおかげです。
心から御礼を申し上げます。


本当にありがとうございました。


当ブログ「日日之好日」は、今回をもってひとまず最終回とさせて頂くことに致しました。
2年間、ご愛読頂きましてありがとうございました。

皆さまのますますのご健康とご多幸をお祈りしております。

そして、またお目にかかれる日を楽しみにしております。




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《無料体験教室のご案内》
日本智能気功学院では、
気功教室の雰囲気や練功の様子に気軽に触れて頂けるように
以下の日程・内容で「無料体験教室」を開催することになりました。

第49回グリーンぜひこれを機に智能気功をはじめてみませんか?

定員がございますが、お気軽にお問い合わせください。


日時
2009年1月 8日(木) 午後1:30~3:15
2009年1月 9日(金) 午後6:45~8:30
2009年1月12日(月) 午前10:00~11:45



定員
先着25名

会場
日本智能気功学院
 住所:東京都豊島区北大塚2-34-20-2F
 交通:JR山手線大塚駅北口より徒歩5分。または都電荒川線巣鴨新田駅より徒歩2分

 第40回map



お申し込み方法
TEL:03-3576-0097まで、お電話にてお申し込みください。
 なお電話受付時間は平日の午前9:30~午後5:00です。

3月までに、日本智能気功学院初級教室に入会された方全員に
逆転を呼ぶ気功仕事術 外為どっとコム躍進の秘密』の本をプレゼントを致します。


智能気功についてお知りになりたい方は、日本智能気功学院のホームページもぜひご覧下さい。
ホームページはこちら→日本智能気功学院


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 第48回
「ゴールデン・エイジの気功」


第48回もみじ
先日、中学校の同窓会に出席してきました。
この同窓会は3年に1回開催しているのですが、6年前は、100人いる同窓生のうち約半数近くの48人が参加。
ところが、3年前は28人になり、今年はついに18人になってしまいました。

すでに亡くなられた方、闘病中で出席できない方などもいましたが、幹事さんの話によれば、「同窓会のような賑やかな席に参加して楽しむ元気がない」という方が少なくなかったようです。

何をするにも億劫で意欲が湧かない。積極的に外に出て行く機会が減る、人と交わる機会が減る
――これが老いのひとつの現れなのかもしれません。

また先日は、俳優の緒方拳さん、ジャーナリストでキャスターの筑紫哲也さんが、
ともにガンで亡くなられました。
お二人は私より少し先輩ですが、その訃報に接し、また同窓生の近況を聞くにつけ、
改めて老いや死、アンチエイジングについて深く考えさせられる今日この頃です。



死はすべての人に平等に訪れますが、
どのような生活を送るかで、人生の長さは人それぞれ大きく変わってきます。
たとえば、タバコ、過度のストレス、過労、激しい運動。
これらが体を蝕み、寿命を早める要因になることは間違いありません。

それに対して、私たち人間に本来備わっている寿命を最大限まっとうするための要因として、
ぜひとも強調したいのが「生きがい」です。
仕事をリタイアした後も時間を忘れて没頭できるような生きがいを持つと、
人生が楽しくて充実したものになります。
それがひいては寿命にも大きく影響すると思うからです。

気功は病気になりにくい体を作り、
心を平安にしてストレスを遠ざけるという点において、
長寿を実現するための最適な手段だと思いますが、
さらにすばらしい効能があります。

感性をよみがえらせてくれる、という効能です。

どうやら感性というのは齢を重ねるにしたがって少しずつ失われていくようですが、
気功を始めると、きれいなものをきれい、楽しいことを楽しい、
嬉しいときに嬉しいと感じられる心の潤いを取り戻すことができます。

そうすると意欲や好奇心や興味が湧いてきて、
無理に生きがいを探そうとしなくても、自然と心底楽しめる趣味に出逢い、
積極的に人生と向き合うことができるようになるのです。

私自身がまさにそうでした。
ここでも再三お話していますが、気功を始めてからは新しい習い事に挑戦したり、
船の操縦免許をとったり、こうしてブログを続けたり、世界がグーンと広がりました。
しかもどれもが楽しくて、おかげで毎日がとても充実しています。

生きがいを、練功そのものや気功の上達に見出すのも良いでしょう。
しかし気功には少なからず自己修練という側面があり、
ときには「えいやっ!」と重い腰を上げて練功しなければならない日もあります。
ですから気功自体を生きがいにするというよりは、
気功で心身の健康を養い、みずみずしい感性を呼び覚まし、
それを入り口として別な趣味を見つけて心ゆくまで楽しむという方が、
より理想的ではないかという気がしています。

第48回景色22

私は不遜にも数年前まで、
気功をやっている限り死ぬまで自由に体が動かせると思っていました。
正直いって、「老い」というものがピンと来なかったのです。
風邪もほとんどひかず、とりたてて具合の悪いところがなかったせいもあるでしょう。

しかし60代後半になって、老いを感じるようになりました。

たとえば1~2年前までは、かなり体力を使っていくつもの功法を続けて練習することができたのですが、
最近は負荷をかけすぎると返って体が痛くなったりします。
若い方たちに混じって教室に参加して、長時間、休みもとらずに練功しようとすると、
終わりまで集中力が持続しません。
また、智能気功の第二歩功の形神庄は、筋肉や神経、筋など、体の内部を鍛錬する功法なのですが、
近頃は形神庄を練功すること自体が簡単ではなくなってきました。
1節から10節まであるなかで、節によっては体を動かすのがつらく感じられるのです。

きっとこれが老いというものなのですね。
ついに老いてきたかと思うと少々残念ですが、
このような体験は私にとって貴重な財産になってくれました。

というのも、新たに気づかされたことがあるからです。

それは、高齢者には高齢者なりの、年代に応じた練功の方法があるのではないかということです。
そして一般の若い方たちとは別の、高齢者を対象にした気功教室があってもいいのではないか。
ぜひ設けるべきだ、ということです。

第48回はっぱ30代40代50代の若い方たちと同じ内容の練功は、60代も後半になるとやはりきつく感じられます。

事実、「もう年なのでつらい」という理由で教室をやめる高齢者の方もいると聞いています。
「年だから周りについていけない」という理由で気功教室をやめてしまったり、「気功を始めてみたいけれど、もう年だから」とあきらめなければならないとしたら、なんともったいないことでしょうか。


具体的にどのような練功方法が良いかについてはまだ申し上げられませんが、私自身は、体力というよりは意念を鍛錬するように心がけ、ゆっくりと静かに、深く練功するような工夫をしています。
また、疲れを感じたら途中で少し休憩を入れることもあります。
このような点を盛り込んだらどうだろうかと、あれこれ考えをめぐらしているところです。

70代でも80代でも90代でも、無理なく楽しくできて、しかも健康に役立つ
――そういう練功方法を編み出して、高齢者の健康と長寿を実現するお手伝いがしたい。
これが、智能気功指導員としての私の新たな目標になりました。
と同時に、今後の人生の生きがいにもなっていくはずです。


老年期、熟年期のことを、英語で「ゴールデン・エイジ」といいます。

子育ても仕事も終え、さまざまな束縛から解放されて時間がたっぷりとあり、好きなことに挑戦できる。人生のなかでも、もっとも自由で楽しい時代です。

同世代の皆さん、そして先輩の皆さん、
ゴールデン・エイジを文字通り光り輝きながらイキイキと過ごし、
与えられた寿命をできるかぎりまっとうしましょう。

そのために大いに気功を役立てていただければ幸いです。




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当ブログの内容を盛り込んだ新書、
逆転を呼ぶ気功仕事術 外為どっとコム躍進の秘密』が
扶桑社新書より絶賛発売中です(税込み756円)。
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 第47回
体だけでなく、心も練功反応を経て成長していくのです



先日、ひとりの気功仲間のかたからEメールを頂戴しました。

返事を書こうとして私自身の気功人生を振り返っているうちに、
この10数年の間に起こった自我の変化、それに伴う現象や心の動きなど、
じつにさまざまな気づきがありました。
そのかたには自己探求の貴重な機会を与えてもらい、心から感謝している次第です。

今回は、このとき気づいたことについて、少し整理してお話ししてみようと思います。


第47回 実気功を習うようになってしばらくすると、多くの人は、自立心や自主性が確立されつつあることに気づくはずです。

私もそのひとりでした。

私自身はもともと自立心が旺盛なほうでしたが、前にも増して自分なりの意見や考えが明確になり、人の意見に左右されずに決断し、行動する傾向が強くなってきたのです。

気功仲間にも「以前は友だちと一緒に行動することが多かったが、気功を始めてからは、ひとりで決めて、ひとりで行動するようになった」という人が少なくありません。

その段階からもう少し気功レベルが上がると、確固たる価値観が形成されてきます。

そこからさらにレベルが上がり、
判断力や直観力がとぎすまされてくると、
自分の言動に確かな自信がもてるようになります。

つまり練功を続けていくと、
① 自主性の確立
② 価値観の確立
③ 自身の言動に対する確信
という段階を経て、自我が成長していくといえるでしょう。


このような変化にともなって、いくつかの現象があらわれることがあります。


まず、自立心や自主性が強くなると、ややわがままになってきます。

じつは気功を習い始めたばかりの頃、
何人かの先輩から
「気功をする人はちょっとわがままだからね」といった話を聞いたことがあります。

そのときは意味がよくわからなかったのですが、
要するに、気功を続けていると自主性が強くなり、
「わが道を行く」というタイプの自立的な人間になるということなのでしょう。

はたから見ればある種の「わがまま」に映るかもしれませんが、
この場合は決して否定的な意味ではありません。
自立心や自主性の反映というポジティブな意味での「わがまま」なのです。


さて次に、価値観が確立されるにつれて、好き嫌いがはっきりとしてきます。

ものごとに対する好悪だけでなく、人に対する好き嫌いもはっきりしてきて、
意地悪をされたり喧嘩をしたわけではないのに好意をもてない相手、
生理的に受け入れられない相手というのが出てくることが多いのです。

これはおそらく、人それぞれがもつ「気」と関係があるのでしょう。

練功の効果で「気」の感受性が強くなってくると、
相手と自分の気の流れの偏差が気になってしまうのだと思います。
その偏差が大きいほど、苦手意識も強くなるのかもしれません。

じつは私にも以前、このような苦手な相手がいたのです。

その人と私のあいだに特別なトラブルがあったわけではありません。
他者にマイナスの感情を持ってはいけない、と理屈ではわかっていました。

でも、どうしてもその人のことが気になって、頭から離れないのです。
ある時期などは、練功に入るたびにその人の顔がちらちらと浮かんでしまったほどでした。

このような感情にどう対処すべきかについては、あとで詳しく紹介することにしましょう。


さらに気功の段階が上がると、自分の言動に対する確信が強まってくるわけですが、
そういう段階の気功者が他人から理不尽な扱いを受けると、
激しい怒りとともに、強烈な反撃に出る傾向が強いといわれています。

生まれつきの性格も多分に影響するでしょうが、
気功者があらわす怒りには独特の激しさがあって、
怒っている様子を見ただけで
「この人はかなり気功を練習しているな」などと予想がつくのです。
練功を重ねて気が充実しているぶん、怒りのエネルギーも強くなるのでしょう。

第47回 滝2

わがままになったり、好き嫌いがはっきりしてきたり、強烈な怒りをあらわしたり、
現象だけを並べると気功のイメージが悪くなってしまいそうですね。

しかし、決して否定的にとらえないでください。

それどころか、これは逆に「良いこと」なのです。

気功を始めてしばらく経つと、体に練功反応が出ることがあります。
私も、若い頃に患った帯状疱疹の痛みだけがあらわれたり、
今年のはじめは10数年ぶりのひどい腰痛に見舞われました。

その反応だけを取り上げてみれば、到底「良いこと」には思えないでしょう。
しかし実際には、練功反応は好転反応であり、
気功や健康のレベルを上昇する際に出てくるものです。

練功反応が出たということは、気功が上達している印です。
体がますます健康になっているということなのです。


それと同じで、
わがままになったり好き嫌いが激しくなったりするのも、
気功レベルが上がっていく過程であらわれるもの――
私はそう思うのです。

つまり「心の練功反応」です。


誰かに対してマイナスの感情を抱くというのは、決して気持ちのいいものではありません。
とくにお互いの間にトラブルがないときは、
「私の心が狭いからに違いない」と悩んだり、
自己嫌悪におちいったりします。

しかしそういう苦悩を経験し、乗り越えてこそ、
他者を受け入れる広い心が育まれて、人間としても成長できるという気がするのです。

気功を究めていくと、「仙人」とか「真人」といわれる最高の人格に達するといいますが、
好悪の感情というのは、そこに至るときに避けて通れない重要な過程といえないでしょうか。

第47回 はっぱ
「心の練功反応」に対処する方法は3つあります。

まず、人に対する好き嫌いの感情は、気功レベルが上がる過程で起きる現象のひとつです。
そのことを自覚して認めましょう。

どうしても気が合わない相手、受け入れられない相手がいたら、その人のことは雑念として受け流し、突き詰めて考えないようにしましょう。
世の中は善意の人ばかりではないのですから、そういう人を避ける術を身につけるのは悪いことではありません。

そして、不快感や反感といった否定的な感情は、
ある程度自分でコントロールして、攻撃的な怒りにまで増長させないことです。
激烈な怒りは、相手に対してだけでなく、
自分自身の身を滅ぼす危険がないとはいえません。
また、感情や欲望に流されない自制心は涵養道徳の一環として、
気功者には大事な修行の道です。

その修行を繰り返すことによって、広く人を受け入れられる円満な心が養われていくのだと思います。


自我の確立と、他者を寛大に受け入れること。

この2つを同時に実践することは容易ではありません。
しかしその関門を通り抜けた先に、
きっと、気功者としてめざすべき理想の人格が実現するはずです。

それを信じて、一歩一歩、上へと進んでいきましょう。




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 第46回
「意念について思いつくままに語ってみました」


おかげさまで、9月1日に
逆転を呼ぶ気功仕事術 外為どっとコム躍進の秘密』(扶桑社新書)が刊行になりました。
多くの皆さんがさっそく入手し、お読みくださったと聞き、
感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
「わかりやすかった」「気功の理解の助けになった」
「ビジネスの話に共感した」「何歳になっても人生は花開くのだと思い、元気が出てきた」など
嬉しい感想をたくさん頂戴しました。

一人でも多くの方に智能気功を通じて健康と幸福が実現できることを知ってほしい、
という思いで作った本ですが、
私にも励ましやお祝のことばを頂き、読者の皆さんから多くの幸せを頂いています。
本当にありがとうございます。


第46回葉っぱさて今回は、意念について思いつくままにお話ししようかと思います。

先日、草津でリンドウの花が見ごろだという話を聞き、小旅行を計画しました。

天候が不順で、連日のようにゲリラ豪雨に見舞われていた時期だったのですが、例のごとく、「私たちが行けばきっと晴れる!」と信じて出かけました。
そしてその確信どおり、草津白根の山頂は澄み切った青空が広がり、色とりどりのリンドウの花を楽しみながらウォーキングすることができたのです。

「晴れる」と思えば晴れる、「雪が降る」と思えば雪が降る―― 
気功を始めてからこの手のことがよく起きるという話は再三していますが、
天候を自在に変える超能力を私が手に入れたなどとは夢にも思っていません。
だとしたら、これは意念の働きではないかと思うわけです。

広辞苑を引いてみると、意念は「意識と同じ」。
意識は「感覚的知覚に対して、純粋に内面的な精神活動」。
このように書かれていますが、
十数年気功を学んできた私なりの理解を申し上げさせて頂くなら、
意念とは、たとえば「腰の痛みを消したい」「ガンを改善したい」といったように、
明確な目的をもって意識を運用することではないでしょうか。

そして、その目的は相当に高い確率で実現が可能です。
気功を通じて数々の事例を見てきたので、これは間違いないでしょう。

また、日本には昔から言霊信仰があります。
ことばには不思議な霊威が宿っているという考え方ですが、
私も小さい頃から家で
「悪いことを口にすると本当に良くないことが起きるから、やめなさい」と戒められました。
それとは反対に、ポジティブなことを口にすれば良いことが起きるというわけです。
私が旅行に行くと天候に恵まれるのは、
「雨が降ったらどうしよう」とか「雪がなかったらスキーができない」などと
マイナスなことは微塵も考えずに、
いつも「晴れる」「雪が降る」とプラスの意念をもっているからかもしれません。

第46回氷河

強い意念は、空間を超越して遠くの人にも届きます。
いわゆるテレパシーですが、これについては子どもの頃から信じてきました。

そのきっかけになったといっても過言ではない出来事があります。

ひとつは小学生の頃のことです。
母が朝、起きぬけにいきなり、「ゆうべ、ふしぎな夢を見た」というのです。
母は9人きょうだいの末娘なのですが、
いちばん上のお姉さん(私にとっては伯母)が夢に出てきて、
『先に行くからね』とお別れのことばを言ったのだそうです。
母は「何かあったんじゃないかしら」と、心配そうにしていました。
そのお姉さんが前夜に息を引き取ったという電報が届いたのは、それから数時間後のことでした。

高校生の頃にも、似たようなことがありました。
夕方、母がとつぜん立ち上がって窓辺に行き、外を眺めながら、
なかば放心状態で「親はいつでも子どものことを心から心配しているものなのね」と言うのです。
どうしたのかと尋ねると、
ハッと我に返って、「私ったら、何でこんなことを言ったのかしら」と
自分でも不思議そうにしていました。
それからしばらくして、
母の母、つまり私の祖母がちょうどその頃に亡くなったという電報が届いたのです。

祖母や伯母は、死の間際に大切な方々のところに挨拶に行かれたのでしょう。
末娘だった母のことはとくに気にかけていたのかもしれません。
また母自身も、目に見えないものや耳で聞こえないものを感受する力が強かったのかもしれません。

私が気功という目に見えない世界に関心をもち、今まで実践してきたのは、
このような経験があったことも多分に影響しているのだと思います。


意念は空間を超えるだけでなく、空間に蓄積され保存される性質もあるといわれています。
長年、同じ場所で気功教室を行なっていると、
教室がスタートしたばかりのときに学んだ人たちより、
何年もあとでそこで練功する人たちのほうが、
気功の効果が早くあらわれたり、上達も早くなります。
その場所に今まで学んできた人たちの意念や意識が蓄積され、保存されて、
気場が強くなっているからです。

以前、このブログのなかでお話ししたように、
寺社や仏像にも、参拝に訪れた多くの人たちの意念が蓄積、保存されます。
厳かな気分になったり心が癒されるような寺社や仏像というのは、
純粋でよい意念がたくさん保存され、気が進化しているからなのでしょう。

第46回ぺんぎんところで、「健康になりたい」とか「仕事で成功したい」と、つねにプラス思考を心がけて願望を口にしていれば成就すると言いましたが、願えば何でも叶うのでしょうか。

どうやら100%というわけではないようです。

まず、いま自分が置かれた環境において、実現性があまりにも遠いものや可能性がひどく低いものは、どれだけ意念してもむずかしいと言われています。
たとえば、いまさら私が総理大臣になりたいと思っても、実現しないでしょう。
しかし高校生や大学生のときからそういう意念をもち続ければ、次第にしかるべき方向に進み、それなりの効果が出たかもしれません。

また、願望のなかに多少でも不純な目的がまじっていたり、
どこかに邪な気持ちがあると、
それによって自己コントロールが働いてしまうようです。
たとえば、気功の達人になって宝くじの大当たりを当てたいとか、
万馬券を当てたいといった願いを叶えた人は、ほとんど見たことがありません。
病気をなおしたい、健康になりたい、いい仕事をしたい、会社を大きくしたいという望みは
かなりな確率で成就するようですが、
手っ取り早く儲けたいとか、楽をして金持ちになりたいというような、
まっとうとはいえない望みは可能性が低いように思います。
やはり天が許す望みでないと実現しないということなのでしょう。

「お百度参り」や「子の刻参りの藁人形」というのがあります。
以前は単なる迷信だと思っていましたが、
気功を学ぶようになってからは、その効果を信じるようになりました。
ある距離を百回往復しながら願いごとをするとか、
真夜中にわざわざ寺社に詣でて藁人形に杭を打つといった意念の強さは、尋常ではありません。
そこまで一心不乱に念ずれば、きっと物事も変わるだろうと思うからです。
しかし、他者の不幸や失敗を願うような意念活動は、たとえ実現したとしても、同じ報いがかならず自分に跳ね返ってきます。
それが天の摂理なのでしょう。


意念というのはこのように強い確信をもって用いれば、
かなりの確度で望んだとおりの結果や効果をもたらしてくれます。
せっかくですから、意念は天の摂理にかなう良い目的のために、
そして人々をより良い方向へといざなうことができる目的のために、役立てたいものですね。



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お買い求めいただければ幸いです。




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 第45回 
『逆転を呼ぶ気功仕事術 ―外為どっとコム躍進の秘密―』を
出版することになりました




前回お知らせしたように、このたび智能気功の本を出版させて頂きました。

逆転を呼ぶ気功仕事術 ―外為どっとコム躍進の秘密―』です(扶桑社新書/720円+税)。




今回はこの本のご紹介をさせていただければと思います。


本書は私にとって2冊目となる本です。
1冊目は、浜田英治氏との共著で5年前に主婦の友社から出させていただいた
『智能気功の健康法 ―長寿から超寿へ。死ぬまでイキイキ!―』でした。

このときは智能気功の詳細な解説だけでなく、
食事や休息など生活全般にわたる健康法について紹介しましたので、
ページ数が多く、価格もやや高くなってしまいました。

また発行部数がそれほど多くなく、店頭に並ぶ数が限られていましたので、
「探したけれど、見つからなかった」「残念ながら手に入らなかった」という声を耳にしました。
(この本は現在、日本智能気功学院を通じて入手することができます。
お問い合わせは tinoukikou@yahoo.co.jp あてにメール、
または 03-3576-0097 にお電話でお願いします)。


そんななかでも運よく本を購入され、
それを機に智能気功を始めて健康を取り戻し、幸福をつかんだ方々が少なくなかったことは、
私にとって大きな励ましになりました。

そして機会があったらまた、
智能気功の普及のために、一人でも多くの方に気功で健康と幸福を実現していただくために、
新たな本を出版したいという思いを抱き続けてきたのです。

その夢が今回、ようやく実現したというわけです。

このたびの本は前回の反省を踏まえて、新書版として刊行することに致しました。
コンパクトなサイズなので、通勤途中の電車のなかでも気軽に読んでいただけると思います。
また、価格は700円代と手ごろです。
全国津々浦々、皆さんが手にとって頂けるように、
出版社にお願いして発行部数もかなり増やしていただきました。
ぜひお近くの書店さんやインターネット書店などで探してみてください。

内容については、気功全般と智能気功、そして功法の紹介が中心です。
が、かたくるしい理論などはできるだけ少なくして、
私が実感している気功の効果や魅力、気功を始めてからの人生観や幸福感の変遷など、
身近な話をたくさん盛り込みました。

それに加えて、自叙伝風に私自身の半生を語らせて頂き、
約40年の仕事人生についても赤裸々に明かしています。

第45回砂漠

智能気功と出会った頃、私は仕事の上でも重大な転機に直面していました。

約30年勤めた銀行からとつぜん転職の勧奨を受け、
業界下位の外為ブローカーに出向。
価値観の喪失と挫折を味わっていたのです。
当時は、これから何を目標に生きていけばいいのか、自分の目指す道が見えなくなっていました。

そういうドン底の状態から蘇らせてくれたのが、智能気功でした。

練功によって体は健康を取り戻し、気持ちは前向きになり、
あらためて目標を設定しなおして進んでいくことができるようになったのです。

仕事でむずかしい決断を迫られる場面も少なくありませんでしたが、
そういうときにも気功が役立ってくれました。
直観力、判断力、決断力など、
仕事をこなす上で欠かせない能力を練功で養うことができたからです。

転職した会社の業績は急回復して、数年で業界トップになりました。

そして私はその後、新たに「外為どっとコム」という会社を興しました。

私には若い頃からひとつの夢があります。
国際的な金融マンになって、日本の金融機関の国際的な評価を高めるために貢献をしたい。
そう思って大学を卒業後、銀行に入行したのです。
残念ながら夢なかばで銀行を去ることになってしまいましたが、
60代後半になったいま、
外為どっとコムであらためて夢の実現に向かって再チャレンジしているところです。

――というような話も本書のなかでご披露しています。

ふだんはあまり口にすることのないこういったプライベートな話を打ち明けたのは
現役ビジネスマン、ビジネスウーマンの方々にぜひ読んで頂きたかったからです。

第45回花気功は、体と心の完璧な健康を実現する手助けをしてくれます。
そして直観力や判断力、決断力などの潜在能力を引き出す力にもすぐれています。
完全なる健康、充実した体力と気力、そして研ぎ澄まされた能力をもって仕事に取り組んだ場合の成果は、目を見張るほどに違います。
かならず今以上の成功と幸福を手に入れることができるでしょう。
私自身がまさにそれを実感しています。
私のビジネスマンとしての人生は、気功を始めてから―― つまり
50代をすぎて60代に入ってから開花したといってもいいほどなのです。

現代は社会情勢や価値観の変化が激しく、成果主義もいちだんと進み、
ビジネスマンやビジネスウーマンにとって過酷な環境にあるといっても過言ではありません。
このような時代だからこそ気功で心身の健康を養い、
ハツラツとして充実感をもちながら仕事に取り組んでいただきたいのです。
一人一人の仕事の成果と成功が、ひいては会社の繁栄、日本経済の発展へ。
さらには豊かで健全な社会の実現へとつながっていくのだと思います。
少し大袈裟かもしれませんが、
本書を刊行するにあたって私はそのようなことも展望したつもりです。


ビジネスの話題は入っていますが、
気功の入門書として広く皆さんの興味を喚起しやすい話題を盛り込んで、
楽しみながら読み、さらに練功の助けにもなる本作りを心がけたつもりです。
仕事に就いていない方やすでにリタイアされた方にもおおいに役立つと思いますので、
ぜひお読みください。

以前このブログにおいて、恩師である顧方進・智能気功学院院長と、
気功で劇的な効果をあげて健康を取り戻した気功仲間のTさんにご登場いただき、
有意義なお話を伺いましたが、
本書にはそのときの対談の模様も収めています。


家族のなかでひとりでも気功をやっていると、家のなかに気場ができ、
家族全員の健康度があがって、家族関係が円満になるともいわれています。
気功の輪、健康の輪、平和の輪を、
個人から家族へ、社会へ、そして世界へと広げていくことが私の心からの願いです。

わずかでも本書がその助けになればと思っております。


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