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 第39回
「じつはひどい腰痛に襲われて、
             しばらく動けませんでした・・・」



先月、当ブログの記事が更新されて皆さんのお目に触れているちょうどその頃、
私は激しい腰痛で動けなくなっていました。

1月11日の朝、長時間の練功をしたので少し休もうとソファで横になったとき、
突然、腰のあたりに違和感を覚えたのです。
最初はたいした痛みではなかったのですが、
日に日に悪化して、
14日頃からはちょっと動いただけでも激痛が走るようになりました。

ベッドに横になると、痛みで寝返りもままなりません。
ソロリソロリとしか動くことができないので、
起き上がってベッドから降りて立つまでに20分も30分もかかります。
それではどうにもならないので、
二晩、椅子に座ったまま眠り、夜を明かしたほどでした。

見かねた妻が介護用品のリース会社から取り寄せてくれたのが、
介護用の電動ベッドです。
ボタンひとつで上半身を起こすことができるので、
腰の負担は多少やわらぎました。

しかし、立つまでに時間がかかるのは同じこと。
しかも歩を進めるたびに激痛に見舞われて、腰がまったく利かず、
ガクンと崩れ落ちて転びそうになるのです。
「腰が抜ける」とはまさにこのような状態でしょう。

18日は会社に出たものの、
痛みでほとんど動くことができず仕事にならないので、
すぐに帰宅してしまいました。

生まれてこのかた一度も入院した経験がなく、
ここ十数年は風邪で寝込んだこともなかった私が、
なんと電動ベッドの上で寝たきりになるとは・・・・・・
まったく予想もしていませんでした。

39回京都22


当初はぎっくり腰かと思っていたのですが、
重い荷物を持ち上げたわけではないし、腰に負担がかかる姿勢をした覚えもありません。

また、痛みはとつぜん襲ってきたのではなく、
徐々にひどくなっていったのです。

「どう考えても、ぎっくり腰や一般的な腰痛とは違う」
そう感じた私はベッドで横になりながら全身を緩めて、気を患部に通したり、
意識を天涯に馳せ、次に体の内を思うという「開閉」をしたり、
患部に「治る治る」と意念を送るなど、
体を動かさずに寝たままできる練功をするようにしていました。


そして、19日の土曜日のことです。
この日、妻と娘は日本智能気功学院で行なわれる練功合宿に参加するため、朝から外出。
私は電動ベッドの上で、ひとり静かに集中して練功をしていました。

すると、ある瞬間、
体のなかで何かがスーッとつながるような感覚が起こったのです。
切れていた糸のたばが元に戻っていくような感じでした。

そんな感覚が3~4分続いて、
ついに「つながった」とわかった途端、急に体が動くようになったのです。

あとで聞いたのですが、
私が腰痛で動けなくなっていることを妻と娘が気功仲間に話したところ、
「それじゃあ、みんなで気を送ろう」ということになったのだそうです。
これが、遠方の人に気を送って症状を改善する遠隔療法と呼ばれる方法です。
前に述べた「切れていたものがつながる」という感覚は、
仲間たちが送ってくれた気と私の練功の効果が同調して起きたものだったに違いありません。


体が動くようになった私は、
翌日が小型船舶操縦士免許1級の受験日だったので、起き上がって試験勉強を始めました。
ふと気付くと、3時間、夢中になって勉強をしていました。

そして、20日の朝は自分で朝食を作って食べ、
タクシーを呼んで試験会場に行き、受験。
試験終了後、自己採点で合格していることがわかったので、
自分へのお祝いのつもりで美術館に寄って展覧会を見た後、
イタリアンレストランでフルコースを食べて帰宅。
おかげさまで21日からはふだんどおりの生活に戻り、
26~28日は京都に行き、大原の寂光院や清水寺、二年坂、八坂神社などを散策してきました!


動けないほどの激しい痛みがこうもあっさりと消えてなくなるとは!
いったいあの腰痛は何だったのかというと――

おそらく練功反応だったのでしょう。

練功反応とは、練功によって起きる好転反応ともいうべきもの。
体のなかに潜んでいる病気を完全に改善するために、
その病気の根っこ掘り起こして取り去ったり、
体のバランスを正しく調整するときに一時的に起きる反応です。
練功反応は真の健康に近づいていくために不可欠なものでもあるのです。
(練功反応については「第21回 練功反応は健康レベルが上がっている印です」も参考にしてください)

前回の記事にも書いたように、
私は昨年末から朝晩じっくり練功するようにしていました。
かなり頑張って激しい練功をしたせいで、
体の奥深くに眠っていた腰痛の根っこが掘り返されたのでしょう。
そしてその病気の症状を復習し、痛みや苦しみを経験しなおして、
短期間に病気の根を取り除いて改善したのだと思います。
そうでなかったら、特別な原因もないのに腰が痛くなったことや、
動けなくなるほどの痛みがたちまち消えたことの説明がつきません。

数年前にも練功反応で、過去に患った帯状疱疹の痛みだけを再体験したことがありますが、
今回の腰痛はそれとは比べものにならないほどの痛み、つらさ、そして苦しさでした。
練功反応が出るのは健康レベルが上がっている印なので、
たぶんこれでさらに体調は良くなるでしょう。

39回沖縄22


しかしこの経験は、単に肉体面だけでなく、
私の精神面を大きく成長させてくれるできごとになりました。

というのも、今回の腰痛は
人間としての生存そのものが危機に瀕するような事態だったのです。

十余年前、私が気功を始めるきっかけになったのも腰痛だったのですが、
そのときは痛みがあってもふつうに生活することができ、仕事をすることもできました。
ところが今回は、歩けない、起き上がれない、動けない。
インターホンが鳴っても、玄関まで歩いて行けないのです。
汚い話で恐縮ですが、トイレで息むと腰に激痛が走るので、便秘にもなりました。
日常生活をふつうに送ることさえ不可能になってしまったのです。
つい数日前までは「人並み以上に健康で元気だ」などと自負していたのが、
とつぜん寝たきりになったので、さすがに打ちのめされて、気が弱くなりました。

そういう状態に陥って痛感したのが、
人間の弱さやもろさ、そして病気の痛みやつらさです。

病気や障害を抱えて悩み苦しんでいる人々の気持ちや、
肉体だけでなく精神的にも疲れ果てて落ち込み、不安や恐れを抱いている人々の気持ちが、
多少なりとも共感できるようになった気がしたのです。

39回花3船舶操縦士免許の試験に出かけたときはまだ治りかけで、
文字通りヨタヨタとしか歩くことができず、
試験官の男性が気遣って私の体を支えて、
席まで連れて行ってくれました。
このとき、体の自由がきかず思うように歩けない人の気持ちが、
感覚的にではなく全身で体験として実感できた気がしました。

今までも、病気や障害をもつ方々の苦しみや悩みは
理解していたつもりでした。
他者に対するやさしさや思いやりについては口にしていましたし、
自分なりに実践していたつもりです。
しかし今にして思うと、それらは頭だけの理解にすぎず、
実感が伴っていませんでした。
真の苦しみや悩みを想像する力が
十分ではなかったように思うのです。

これらは私にとって非常に貴重な勉強であり、
計り知れないほどの収穫でした。

練功反応は気功のレベルが一段上がるときに、
壁を突き破るために起きる反応であるともいわれています。
そういう意味では今回、
私も人間的、精神的に多少はステップアップすることができたのかもしれません。
これまでは気功のおかげでおもに肉体的な健康を授かってきましたが、
ここにきて人としてひと回り成長できたのだとしたら、それは大きな幸せです。
あらためて、気功のすばらしさを再認識せずにはいられません。


ちなみに、私はもともと歩くスピードが人並み以上に早いのです。
京都に散策に行ったときに、多少腰をかばいながらゆっくり歩いてみたら、
なんとそれが他の人たちと同じ程度のスピードでした。
今までいかに気合を入れて必死に歩いていたか・・・・。
おおいに反省させられました。

こうして日々、たくさんの学びや収穫が得られるのも気功のよいところですね。

最後になりましたが、ご心配頂いた皆さま、おかげさまで元気を取り戻しました。
この場を借りてお礼を申し上げさせていただきます。
ありがとうございました。


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