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 第41回 
「南の島に心魅かれるのは何故」

第41回 石垣島ユリ
3年前に沖縄本島の浦添市にわが社の支店を開設して以来、
沖縄に行く機会が増え、私はすっかり沖縄ファンになりました。

先日、仲井眞弘多(なかいま ひろかず)沖縄県知事と
話す機会があったのですが、
そのときに知事から
「沖縄のどういうところが好きですか」とたずねられ、

「自然の豊かさや美しさも魅力的ですが、
何といっても人のすばらしさ、あたたかさに魅かれます」

私はそう答えました。


人と人とのあいだには距離感というものがあります。

関東の場合、その距離はやや遠い気がします。
例えば、電車の車内でお年寄りが立っていても
見て見ぬふりをする人が多かったり、
人ごみでちょっと体がぶつかっただけで悪態をついたり、
東京ではそんな光景が珍しくありません。
大都会で暮らしていると緊張感や警戒心がなかなか解けず、
つねに気持ちが張り詰めているように感じるのは私だけではないはずです。

関西に行くと、関東よりも人同士の距離感が近くて親しいものに感じられますが、
やはり大きな都市のせいか、近さのなかにもどことなく緊張感が漂っているようです。


それらと比べて、沖縄は明らかに違います。
人と人との距離感が、心情の部分で非常に緊密な感じがするのです。

端的にいえば「平和的」ということでしょうか。
人間関係においてトゲトゲしたものを感じることはまずありません。
そこにあるのはいつもあたたかな思いやりや、やさしいまなざしです。
人同士が応えあい、支えあって生きている、
そんな文化を沖縄のあちらこちらで垣間見ることができます。

だから私は沖縄に行くといつも心地よさを感じ、沖縄がどんどん好きになっていったのです。


第41回 石垣島1


今月に入って、はじめて石垣島を旅してきました。

ちょっと話はそれますが、行く前に天気予報を調べたら、
しばらく雨が続いて肌寒いとのこと。
ところが、私が行ったその日からよく晴れて、気温も28度まで上がり、
とても快適に過ごすことができました。
じつは「行けばきっと晴れるだろう」というそれなりの自信があり、
まさに思った通りになったというわけです。
そして、私が帰京した日の夕方からまた雨が降りだしたのだとか・・・・


さて、この石垣島がまた格別にすばらしいところで、
一度行っただけで大ファンになりました。

もちろん近代文明は入り込んでいるのですが、
それに完全にスポイルされていない原始的な良さが残っており、
居るだけで全身が心地よさに包まれます。

人の動きや表情、町のありさまが、沖縄本島よりもさらにゆったりとしています。
例えば、自転車に大きな荷物を横積みにして、車道をのんびりと走っているとか。
車の運転でいえば、右折してしまってからふと思い出してウインカーを出すとか。
良い意味で力が抜けて緩んでいるのです。


じつは気功でもっとも重要でもっともむずかしいのが、この「緩ませる」ということです。

「緩ませる」とは、肉体的に力をすべて抜き、
かつ精神的にもすべての力を抜くことで、
どちらか一方の力を抜くともう一方の力も抜けるという相関関係にあります。
――と、口でいうのは簡単ですが、実際にやろうとするとなかなかうまくいきません。
しかし、心身ともにきちんと緩ませることができれば、
全身のツボが開いて気の交流がスムーズに行なわれ、
練功の効果がめざましく上がって健康状態がよくなりますし、
また、とても心地良くなるのです。

もともと山歩きが趣味で“山好き”だった私が、すっかり“南の島好き”になり、
昨年末から屋久島、パラオ、そして石垣島と、立て続けに南の島に出かけています。
なぜこんなに南の島に魅かれるのか――
その理由が「緩む」という点にある気がしてなりません。


石垣島にしろ沖縄本島にしろ、南の島は気候が温暖なので、
体は緊張することなく緩んだ状態で過ごすことができます。
また、経済的に豊かではないかもしれませんが、
大都市のように騒音や公害がなく、ギスギスした人間関係もなく、
ゆったりと緩んだ精神状態で暮らすことができます。
つまり、南の島に行くと自然に体も心も緩んでくる。だから、そこに居るだけで心地よい。
これが私たちの心を惹き付けて止まない理由ではないでしょうか。
南の島の人々があたたかくてやさしいのも、
良い意味で彼らの体と心が緩んでいて、健康な状態にあるからに違いありません。

第41回 石垣島2


南の島に行くと緩んだ状態になるというのは、そこで練功をすると実感できるのです。

石垣島や沖縄で練功をすると、
自宅で練功しているときよりも短時間で深い気功状態に入っていけることが多いのです。
これは私の心身が緩んでいるからです。

東京にいると普段から肉体も精神も張り詰めているので、
まずはじめにその緊張を緩めることが不可欠です。
そうしてからでないと気功状態へ入っていくことができません。
その点、石垣島や沖縄にいると最初からある程度緩んでいるので、
緊張を解くというプロセスが必要なく、気功状態に入って行きやすいのでしょう。


ここ数年、沖縄本島や石垣島には本土からの移住者が増えているといいます。
定年でリタイヤした人だけでなく、若くして脱サラし家族で移り住んでくる人も多く、
そのほとんどは、何度か旅行で訪れているうちに島の魅力の虜になった人たちだそうです。

都会の生活で疲れたなと思ったら、南の島に行ってみるといいでしょう。
きっと体と心の緊張が緩んで、大自然の気を補給することができ、元気を取り戻せるはずです。
そこで練功をすれば、さらに心地よくなると思いますヨ。


余談になりますが、
佐渡島や八丈島、隠岐などにもいずれぜひ行ってみたいと思っています。

島というのはある種、閉ざされた空間なので、他からの文化的侵略を受けにくく、
独自の文化が風化されずに残っているという特徴があります。
とくに佐渡島、八丈島、隠岐などは中世以降、流刑の島と定められて、
多くの貴人や文化人が流され、
彼らによって都の文化や風習が伝えられたといわれています。
佐渡島は世阿弥が配流されたためか、日本海の孤島でありながら能が盛んで、
能舞台が約30も現存しているとか。それらを見て歩いてみたいですし、
隠岐に流された後醍醐天皇のゆかりの地を巡るのもいいなぁなどと思いをめぐらしながら、
今からワクワクしています。

60代後半になってこれだけやりたいことがあり、
また、やれるだけの体力と精神力があるというのはとても幸せです。
これも気功のおかげ。ありがたいことです。

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