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 第47回
体だけでなく、心も練功反応を経て成長していくのです



先日、ひとりの気功仲間のかたからEメールを頂戴しました。

返事を書こうとして私自身の気功人生を振り返っているうちに、
この10数年の間に起こった自我の変化、それに伴う現象や心の動きなど、
じつにさまざまな気づきがありました。
そのかたには自己探求の貴重な機会を与えてもらい、心から感謝している次第です。

今回は、このとき気づいたことについて、少し整理してお話ししてみようと思います。


第47回 実気功を習うようになってしばらくすると、多くの人は、自立心や自主性が確立されつつあることに気づくはずです。

私もそのひとりでした。

私自身はもともと自立心が旺盛なほうでしたが、前にも増して自分なりの意見や考えが明確になり、人の意見に左右されずに決断し、行動する傾向が強くなってきたのです。

気功仲間にも「以前は友だちと一緒に行動することが多かったが、気功を始めてからは、ひとりで決めて、ひとりで行動するようになった」という人が少なくありません。

その段階からもう少し気功レベルが上がると、確固たる価値観が形成されてきます。

そこからさらにレベルが上がり、
判断力や直観力がとぎすまされてくると、
自分の言動に確かな自信がもてるようになります。

つまり練功を続けていくと、
① 自主性の確立
② 価値観の確立
③ 自身の言動に対する確信
という段階を経て、自我が成長していくといえるでしょう。


このような変化にともなって、いくつかの現象があらわれることがあります。


まず、自立心や自主性が強くなると、ややわがままになってきます。

じつは気功を習い始めたばかりの頃、
何人かの先輩から
「気功をする人はちょっとわがままだからね」といった話を聞いたことがあります。

そのときは意味がよくわからなかったのですが、
要するに、気功を続けていると自主性が強くなり、
「わが道を行く」というタイプの自立的な人間になるということなのでしょう。

はたから見ればある種の「わがまま」に映るかもしれませんが、
この場合は決して否定的な意味ではありません。
自立心や自主性の反映というポジティブな意味での「わがまま」なのです。


さて次に、価値観が確立されるにつれて、好き嫌いがはっきりとしてきます。

ものごとに対する好悪だけでなく、人に対する好き嫌いもはっきりしてきて、
意地悪をされたり喧嘩をしたわけではないのに好意をもてない相手、
生理的に受け入れられない相手というのが出てくることが多いのです。

これはおそらく、人それぞれがもつ「気」と関係があるのでしょう。

練功の効果で「気」の感受性が強くなってくると、
相手と自分の気の流れの偏差が気になってしまうのだと思います。
その偏差が大きいほど、苦手意識も強くなるのかもしれません。

じつは私にも以前、このような苦手な相手がいたのです。

その人と私のあいだに特別なトラブルがあったわけではありません。
他者にマイナスの感情を持ってはいけない、と理屈ではわかっていました。

でも、どうしてもその人のことが気になって、頭から離れないのです。
ある時期などは、練功に入るたびにその人の顔がちらちらと浮かんでしまったほどでした。

このような感情にどう対処すべきかについては、あとで詳しく紹介することにしましょう。


さらに気功の段階が上がると、自分の言動に対する確信が強まってくるわけですが、
そういう段階の気功者が他人から理不尽な扱いを受けると、
激しい怒りとともに、強烈な反撃に出る傾向が強いといわれています。

生まれつきの性格も多分に影響するでしょうが、
気功者があらわす怒りには独特の激しさがあって、
怒っている様子を見ただけで
「この人はかなり気功を練習しているな」などと予想がつくのです。
練功を重ねて気が充実しているぶん、怒りのエネルギーも強くなるのでしょう。

第47回 滝2

わがままになったり、好き嫌いがはっきりしてきたり、強烈な怒りをあらわしたり、
現象だけを並べると気功のイメージが悪くなってしまいそうですね。

しかし、決して否定的にとらえないでください。

それどころか、これは逆に「良いこと」なのです。

気功を始めてしばらく経つと、体に練功反応が出ることがあります。
私も、若い頃に患った帯状疱疹の痛みだけがあらわれたり、
今年のはじめは10数年ぶりのひどい腰痛に見舞われました。

その反応だけを取り上げてみれば、到底「良いこと」には思えないでしょう。
しかし実際には、練功反応は好転反応であり、
気功や健康のレベルを上昇する際に出てくるものです。

練功反応が出たということは、気功が上達している印です。
体がますます健康になっているということなのです。


それと同じで、
わがままになったり好き嫌いが激しくなったりするのも、
気功レベルが上がっていく過程であらわれるもの――
私はそう思うのです。

つまり「心の練功反応」です。


誰かに対してマイナスの感情を抱くというのは、決して気持ちのいいものではありません。
とくにお互いの間にトラブルがないときは、
「私の心が狭いからに違いない」と悩んだり、
自己嫌悪におちいったりします。

しかしそういう苦悩を経験し、乗り越えてこそ、
他者を受け入れる広い心が育まれて、人間としても成長できるという気がするのです。

気功を究めていくと、「仙人」とか「真人」といわれる最高の人格に達するといいますが、
好悪の感情というのは、そこに至るときに避けて通れない重要な過程といえないでしょうか。

第47回 はっぱ
「心の練功反応」に対処する方法は3つあります。

まず、人に対する好き嫌いの感情は、気功レベルが上がる過程で起きる現象のひとつです。
そのことを自覚して認めましょう。

どうしても気が合わない相手、受け入れられない相手がいたら、その人のことは雑念として受け流し、突き詰めて考えないようにしましょう。
世の中は善意の人ばかりではないのですから、そういう人を避ける術を身につけるのは悪いことではありません。

そして、不快感や反感といった否定的な感情は、
ある程度自分でコントロールして、攻撃的な怒りにまで増長させないことです。
激烈な怒りは、相手に対してだけでなく、
自分自身の身を滅ぼす危険がないとはいえません。
また、感情や欲望に流されない自制心は涵養道徳の一環として、
気功者には大事な修行の道です。

その修行を繰り返すことによって、広く人を受け入れられる円満な心が養われていくのだと思います。


自我の確立と、他者を寛大に受け入れること。

この2つを同時に実践することは容易ではありません。
しかしその関門を通り抜けた先に、
きっと、気功者としてめざすべき理想の人格が実現するはずです。

それを信じて、一歩一歩、上へと進んでいきましょう。




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